日穏-bion-の主宰者、岩瀬晶子が日々思うことなど綴ってます。
昨日は午前中、ドキュメンタリー映画「ひめゆり」を観てきた。
第二次世界大戦中、沖縄で戦場動員された15歳から19歳の女学生・・・「ひめゆり学徒」たちの証言を集めた映画。
沖縄に行った時に訪れたひめゆり平和祈念資料館・・・そこに飾られている顔写真の少女たち一人一人の生きた証を、生存者達が必死に語っている姿が辛く、そしてその思いを引き継いで行かなければと改めて思いました。

P1000192_convert_20090614103154.jpg

その後には「紛争解決請負人」こと伊勢崎賢治氏によるトークイベントがあり、参加した。この伊勢崎さんという方、すごい人だ。本業は大学教授であり、建築家。
しかし、一民間人でありながら、国連からの要請で紛争地帯の武装解除などを呼びかけている。
国際NGOの職員として西アフリカのシエラレオネに赴任し、国民の教育や生活向上に務めたが、そこで内戦が勃発するのを目の当たりにする。結局10年続いた紛争地に再び赴き、ゲリラ軍の武装解除を完了させた。現在もアフガニスタンで、兵士に武器を捨てるように呼びかけているんだとか・・・

シエラレオネについては、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイアモンド」で描かれています。皆さん、この映画は必見ですよ!!
その映画にも出てくるのが、ゲリラ軍に殺戮兵器とされてしまう少年たちの姿。
どんどんゲリラ化していった革命統一戦線(RUF)によって、まず両親を目の前で殺され、さらわれ、そして洗脳された子供たちは、あっという間に成人の兵士より数倍も残酷な殺戮兵器になるそうです。
結局10年間で50万人ほどの人が殺されたんだとか・・・。

人は、弱いものです。
他の人と比べて自分の方が有利な立場になると、どんどんエスカレートして暴力も正当化してしまいます。
武器を持つものが持たないものに対して残虐になるのは、中国に侵略した日本軍や、ユダヤ人虐殺を敢行したドイツ軍、ベトナム戦争時やイラク戦争でのアメリカ軍、クロアチアやセルビアでの出来事、その他多くの紛争から見ても明らかです。

でも、そんな人間の凶暴性は戦争という特殊な環境の下でなくても、身近でも見られますよね。
それは、学校の先生しかり、会社の上司しかり、演劇の演出家しかり、「人が自分の言う通りになる」という事実に酔って、勘違いしてしまう人が多いのではないでしょうか。
そして、その支配下に置かれた方も、自然と洗脳されていってしまう・・・恐いものです。それが吸収の早い子供相手であれば、尚更です。

以前見た「エス」というドイツの映画。
実際にあった出来事を元に作られた映画で、平和な世の中で生活していても、環境が変わるだけで人間の根本にある残虐性が浮き彫りにされていく様子を描いています。この実験についてのドキュメンタリーをテレビで見たことがあったので、より恐くなりました。そんな実験をした事自体どうかと思うけど・・・気になる人はDVDでチェック!

なんだか話がずれていきましたが、とにかく伊勢崎さんのお話には感銘を受けました。
やはり、自分の回りの事、自分の国の事だけを考えていてはいけないよね。私達が暮らしているのは地球という一つの大きな星なんだから・・・。
環境問題で国際的な協力が不可欠になってきた昨今、もっともっと世界で起こっている出来事に目を向けなければいけないと、反省しました。
スポンサーサイト

【2009/06/14 13:18】 | 未分類
|
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可