日穏-bion-の主宰者、岩瀬晶子が日々思うことなど綴ってます。
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素晴らしいドキュメンタリー映画を見ました。

「トークバック 沈黙を破る女たち」

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日本人の坂上香さんがアメリカで監督した作品。

HIVに感染してしまった女性たちが、舞台を通して自分と向き合い、思いを吐き出し、生きる希望を持つようになる過程を追っています。

元々は、演出家のローデッサ・ジョーンズが、サンフランシスコの刑務所に服役している女性たちの更生プログラムの一環として始まった、女だけのアマチュア劇団「メデア・プロジェクト」。
彼女たちが犯罪に走ってしまった理由は様々・・・多くが子供の頃から親や親戚から虐待を受け、苦しみから逃れるために薬に手を出し、犯罪を犯してしまうといいます。
そんな彼女たちを救ったのが、演劇という形で自らの辛い経験を吐き出すこと。

最初は、参加者一人一人が自らの経験と向き合い、それをみんなの前で語る・・・
辛い作業です。でも、セラピーを受けたことがある人なら分かると思いますが、話す事で楽になり、自分を客観的に見られるようになるんですね。
そんな個人の体験に、演出家の導きによって振りがつけられ、リズムが加わり、一つの芝居となっていく。

そんなメデア・プロジェクトが、受刑者たち同様、社会からの偏見や差別に苦しむHIV陽性の女性たちとコラボレーションを始めたのが2008年。

実は、HIV患者の多くは、HIVが原因で亡くなるのではなく、自殺や薬物依存などによって亡くなるんだそうです。
その原因は、周りからの偏見だったり、自分自身の抱えるトラウマによるもの。HIV陽性者の中には、性暴力の被害者も多いとのこと・・・

この映画はそんな彼女たちが自分の問題と向き合い、その思いをパフォーマンスという形で表現できるようになるまでを追ったドキュメンタリーです。

私も少なからず演劇に関わってきて、演劇が持つ大きな力を実感しています。医学的な見識に基づくセラピーではありませんが、結果的にその役目を果たしているのでしょうね。

いつか彼女たちのパフォーマンスを実際観てみたいな・・・。

もし機会があれば、是非「Talk Back」ご覧になってみてください。


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【2014/03/28 10:55】 | 未分類
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