日穏-bion-の主宰者、岩瀬晶子が日々思うことなど綴ってます。
今、あるクラスを取っていて、世界で起こっている時事ネタについてディスカッションする機会が増えたのですが、先日話題に上ったのは、

「gay marriage」

・・・つまり、「同性婚」についてでした。

アメリカの連邦最高裁は今年6月、連邦法である「結婚保護法」を違憲だとする判決を下しました。
この結婚保護法というのは1996年に成立したもので、「結婚は男と女の間で行われるもの」と規定して同性愛者間の結婚を認めていません。しかし現在アメリカの13の州では既に同性婚が認められているため、連邦法が認めないのはおかしいという事でこれを違憲とし、同性婚が合法化される道が大きく開かれた事になります。

5月にはフランスが同性婚を合法化し、現在14カ国で同性婚が認められています。
アイスランドの女性首相ヨハンナ・シグルザルドッティルさんも、同性愛者であることを公言し、パートナーの女性と結婚しています。

先進国では徐々に同性婚の合法化が進んできてますね。

それでは日本はどうなんでしょうか??

外国では大きな話題になっているにもかかわらず、日本ではほとんど議論もされていませんね。

そして先日のディスカッションでも、同性婚に反対する方が結構いる事にビックリしました。
ネットなどで調べても、反対意見は多いようです。

日本はキリスト教やイスラム教など、同性婚に反対する宗教を信じている人の割合は低いし、そもそもあまり宗教心は強くない人がほとんどだと思います。

では、なぜ反対なのか??

返ってきた答えは、

「昔から結婚は男女間でするものと決まっているから」
「子供の教育上良くないから」
「別に付き合うのは勝手だけど、結婚までする必要ないでしょ?」
「何となく嫌」

などなど・・・

う~む・・・やはり分からない。

そもそも同性婚を合法化する事で、反対する人たちに何らかの影響が出るとは思えないし、「なんとなく嫌」っていうのは、そう思う人の問題であって、当然同性愛者には何の責任もありません。

まずは「なんとなく嫌」と口にすることが差別だという事に気づくことが第一歩だと思うのです。

アメリカの南部では、1964年に公民権法(Civil Rights Act)が制定されるまで合法的に黒人を差別していました。乗るバスも、使うトイレも、異なる人種間の結婚も認められていなかった。

勿論、未だに人種差別は水面下で存在しています。植えつけられた差別意識って、なかなか消す事は難しいのでしょう。南部だったバージニアに住んでみて、その辺の複雑さは理解しました。
しかし、今のアメリカで差別発言を大っぴらに言う人はかなり少数だと思います。ニュースになる事、周りから叩かれる事を承知で、あえて言葉に出して物議を醸している人たちでしょう。
そう発言する事は差別であり、間違っていると誰もが認めているからです。

日本もまた然り。
戦時中は他のアジア諸国民を差別的な呼称で呼んだり、侮蔑することに何のためらいも無かったかもしれませんが、今そんな風に大っぴらに呼ぶ人がいるとしたら、それは一部の過激派グループだけで、非難の対象となるでしょう。

でも、ゲイに関しては一般の方が普通に「嫌だ」と言います。
「気持ち悪い」という人もいます。
特に年配の方々にはどうにも受け入れられないという方が多くいます。
もしかしたら、「同性愛者=おかしな性癖を持った危険な人たち」などと思っていたりするのかもしれません。

そういった環境が、ゲイのカミングアウトを難しくしているんでしょうね。
そして、カミングアウトできないから、日常の中で彼らを身近で知る機会が少なく、お互いを理解する事ができない・・・といった悪循環に陥ってしまう。
悲しい事です。

あるリサーチによると、日本人の20人に1人はゲイだそうです。
決して特殊な存在ではなく、私が普通に異性に惹かれるように、彼らも普通に好きになる相手が同性だというだけです。

昔、本で読んだのですが、あるネイティブ・アメリカンの部族では、性別が2つではなく、4つあったそうです。
「男らしい男」
「女らしい女」
「男らしい女」
「女らしい男」の4つ。

それを知って、私は妙に納得しました。

なるほど、それが人の自然の形なんだ!!

「性別は2つ」と決めつけてしまっている現代の社会の方が間違っているのではないでしょうか。

同性婚の合法化によって、少しでもその矛盾がなくなればいいのですが・・・


それでも納得できないそこのあなた!
まずはちょっとしたきっかけでゲイの人たちへの偏見を取り除いてみませんか?

ちょうど来週8月27日~9月8日まで、下北沢OFF・OFFシアターで「劇団フライングステージ」の公演があります。
「ゲイの劇団」として、とても素敵な作品を作っている劇団です。

実は私も随分前に客演したことがあり(客演はゲイじゃない人も大勢出ています)、今でも劇団員のみんなと仲良くしています。

人は、自分の知らない事、自分と違った人に対して偏見を持ちがちです。

いじめや戦争もそんな偏見から生まれてきます。

まずは、その偏見を取っ払うところから始めましょう!!
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【2013/08/25 01:27】 | 未分類
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