日穏-bion-の主宰者、岩瀬晶子が日々思うことなど綴ってます。
先日、出演者の一人、田村幸士くんのお客様で宇都宮からいらっしゃった方がいたのですが、なんとその方の娘さんが、私の兄が中学の教師をしていた時の教え子だったとの事!!

びっくりしました~。

そして、もう一人、亀岡園子さんのお客様で、私の祖父を知っているという方とお会いしました。

たまたま当日パンフに祖父の事を書いたもので、気づいて声をかけて下さったんです。

不思議なご縁があるものですね。

今回の舞台、私が演じる友里子は、子供の為の本を扱う本屋さんを開こうとします。

戦時中、軍国主義一辺倒で、夢のある絵本や物語が影をひそめ、子供たちは好きな本が読めず、洗脳されていきました。
そんな姿をみて心を痛めながらも、世の中の流れに抗う事ができずにいた大人たちは沢山いた事と思います。

当日パンフにも書きましたが、私の祖父(藤田圭雄)は児童文学者でした。

戦後すぐ、まだ出版社に勤めていた祖父は、「赤とんぼ」という児童雑誌を創刊。
GHQの検閲にもひるまず、竹山道雄氏の「ビルマの竪琴」等、子供たちの為の物語を世に出すために奔走したそうです。

「どん底に落ちた日本を美と力に満ちた国に作り上げて行かねばならぬ今の子供たちに、どちらへもかたよらぬ豊かな情操を養い、暖かい心と正しい判断力を持った人間にするように、あらゆる努力を傾倒したいと思っている。」(「赤とんぼ」(昭和21年4月)巻頭言より)

自分たち大人が犯してしまった大きな過ちを決して繰り返さないために、子供たちに伝えていかなければいけないと感じていたのでしょう。

祖父は94歳で亡くなるまで、童謡のコンサートを企画したり、色々な仕事を続けていました。

今回の舞台を祖父が観たら、少しは喜んでくれるかしら・・・なんて思いを巡らせながら、今日も本番頑張ります!!

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【2012/09/03 13:16】 | 未分類
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