日穏-bion-の主宰者、岩瀬晶子が日々思うことなど綴ってます。
先日、とても素敵な映画を見ました。

小栗謙一監督の「幸せの太鼓を響かせて~INCLUSION~」というドキュメンタリー映画。

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長崎県雲仙市を拠点に活動するプロの和太鼓グループ「瑞宝(ずいほう)太鼓」、
そのメンバーは全員が知的障害者です。

しかし、彼らは努力を重ねてプロになり、昨年の東京国際和太鼓コンテストでは、みごと2位に輝いたという実力なんです!!

この映画では、彼らの生い立ちや私生活の苦悩などにも触れながら、素晴らしい演奏者への軌跡を追っています。

和太鼓演奏の第一人者・時勝矢一路(じしょうや いちろ)氏が、彼らの為に「漸進打波」という曲を書いたのですが、時勝矢氏はこう言います。

「障害者だからといって易しいものをやるのでは意味がない。だから、敢えて難しい曲を書いた」と・・・

まさにプロフェッショナル同士の真剣勝負ですね。

時勝矢さんは、メンバーの集中力の高さに驚き、そして本当に楽しんで演奏している彼らの姿から、自分もまた多くを学んだと語っていました。

年に100回も公演を行うという瑞宝太鼓。少年院にも慰問公演に訪れるそうです。

演奏を聴いた受刑者から届いた手紙には、「最初は知的障害者がそれなりの演奏をするだけだと思ってた。でも、彼らの演奏は本当に素晴らしく、彼らを下に見ていた自分が恥ずかしくなった。」と書かれていました。

とても正直な感想だと思いました。これは少なからず誰もが思っている事ではないでしょうか。

演奏が始まる前に、瑞宝太鼓の団長・岩本さんは、「私たちは、読み書きや計算は得意じゃありませんが、一生懸命太鼓を演奏します」と言います。

なるほど、彼らには知的障害という名のハンディがあるかもしれない。

でも、ひとたび彼らの演奏を聴くと、果たして読み書きはできても他に大した事ができない私と、努力し続ける力を持ち、それを成し遂げて人を感動させる事ができる彼らと、一体どちらが障害者なんでしょうか・・・。

私も気を引き締めて頑張ろう!という気にさせられる映画です。

平日の昼間という事もあってか、映画館は年配の方が多く、満席でした。

みんなと共に笑い、涙し、そしてラストに素晴らしい瑞宝太鼓の演奏が終わると、自然と拍手がおきました。

素敵な時間をありがとう。

新宿三丁目の角川シネマで上映しています。

http://inclusion-movie.com/

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【2011/06/25 23:50】 | 未分類
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