日穏-bion-の主宰者、岩瀬晶子が日々思うことなど綴ってます。
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先週末、仕事で香港に行ってきました。

13年前、ちょうど香港が中国に返還された直後、トランジットのついでにちょっとだけ立ち寄った事はあったけど、覚えているのは有名な夜景と、ビルの谷間にある空港に飛行機が離着陸する時のスリル感くらい。

その街中の空港も今はなく、郊外に大きな新しい空港が出来てました。
あれなら少しくらい下手くそなパイロットでも安心して操縦できそうですね。

あのスリルがもう味わえないのは残念だけど、街に住んでる人たちからしたら、喜ばしい事でしょう。
マンションの30階に住んでるのに、毎日飛行機の中の人と目が合うような生活はリラックスできませんもんねぇ・・・。

さてさて、今回も二泊三日という短い滞在。
飛行機から降りてすぐにモワーッと南国の空気が漂ってきます。
それもそのはず、着いた日は28度と、既に夏の陽気でした。

大学時代に第二外国語として学んだ北京語は今となっては挨拶程度しかできませんが、それも広東語を話す香港ではあまり役に立たず・・・もっぱら、相手の英語力と日本語力に頼る始末。

それでも、五木ひろし似の通訳 兼コーディネーター兼コメディアン(笑)の張さんに色々教わって、なんとか本番ではつたない中国語で挨拶させていただきました。

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仕事の後は皆さんと一緒に本場の中国料理を食べに行きましたよぉ。

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お任せコースだったので、ヘビとか犬とか猿の脳ミソとか出てきたらどうしよう・・・とちょっとドキドキしましたが、特に謎の物は出てきませんでしたね。

内モンゴル出身の張さんによると、犬を食べると体が物凄く温まるそうですよ。
冷え性でお悩みの方、試してみますぅ???

私は・・・無理です・・・小さい頃からずっと犬を飼ってたので・・・。
以前、アメリカで知らずにウサギを食べた事があり、これまた実家でパンダウサギを飼っていた私はすごーくブルーになったものです・・・。

さてさて、二泊三日の短い滞在、最終日の午前中はフリーだったので、ホテルの近くの繁華街に繰り出し、市場で珍しい野菜や魚を見てきました。

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私は、旅行の醍醐味は色んな風習やその土地ならではの文化を見聞きすることだと思ってますが、今回のハイライトはこちら。

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高架下一角に群がる人だかりの中心にいるおばちゃん・・・

この方「拝神婆」と言って、「打小人」という儀式をする、いわば祈祷師なのです。

順番を待つ人たちは、自分の回りにいる嫌な上司とか、浮気した恋人の名前とか、意地悪な姑とか、とにかく呪いたい人の名前を紙に書き、おばちゃんに渡して約500円支払います。

おばちゃんはその紙を足元の石の上に置き、椅子の下から厳かに何やら取り出しました。

・・・それは使いふるされたおばちゃんの靴・・・。

そして「死んじまえ~!」みたいな呪文を唱えながら、その靴で名前が書かれた紙をバシバシと叩く叩く。

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一通り叩き終わると、その紙は虎を型どった黄色の紙に包まれ、燃やされます。

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そして、今度は縁起の良い呪文が書かれた紙を火であぶり、その紙で依頼者の体を撫でてから、ひとつまみ程のお米を撒きます。

最後に二つの石を持って火の上でくるくるあぶり、床に何度か叩きつけて終了。

いや~、怖いですねぇ~。

「お前なんか散々踏みつけられて、虎に食われて燃えてしまえ~!
はーっはーっはーっ!」

・・・って感じでしょうか。

教訓その1
・・・香港人だけは怒らせないようにしましょう。


ちなみに、「打小人」の「小人」とは、「君子(立派な人)」と反対の言葉で、「心の小さい奴」という意味だそうです。
つまり、「打小人」とは、「中身の小さい奴を打ちのめす」儀式なんですね。

(余談ですが、中国人が日本に来ると、電車の券売機などに「子供」の意味で「小人」と書いてあることにとても驚くそうです。)

それにしても、並んでた人の中には10枚以上も名前を書いた紙を持ってる人がいましたよ。

そんなに呪いたい人がいるって事は、回りの人ではなく、むしろお前が「小人」だろう!!

・・・と突っ込みたくなりましたが、呪われたら嫌なのでやめました。(^^;)

この儀式、そもそも二十四節期の啓蟄に行われる厄払いの儀式からくるらしく、ちょうど啓蟄だった前日の3月6日はかなり混んでたそうです。
日本の初詣のように、とりあえずこの時期に行くことを習慣としている人も多いそうで・・・

教訓その2
・・・啓蟄の前後に香港に行く時は特に気を付けましょう。「とりあえず」呪われるかもしれません。


私が行った時はおばちゃんが4人ほど店(?)を構えてましたが、その中でも人気の人とそうでない人がいるようでした。

恨みにも効く効かないがあるんですかね。

しっかし、めちゃくちゃオープンエアで行われているこの儀式、ちょうど呪いたい人が後ろに並んでたりして、その人が紙に書かれた自分の名前を見てしまったら、きっと呪い返されますよね。

これこそ呪いの応酬だぁ!!

教訓その3
・・・やっぱり人を呪うのはほどほどに。


お勉強になったところで、香港の締めくくりは、とびきり美味しい飲茶!
本当に美味しかったです。脂っこくもなく、私の大好きなエビはプリップリ!

調子に乗って頼みすぎてテーブルから溢れてましたが、なんだかんだ言いながら、ほとんど平らげてしまいました。

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う~ん、満足!!

短い滞在でしたが、充分香港らしさを味わうことが出来ました。

日本に夜8時過ぎに着いたときの気温は3℃・・・さぶっ!!

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【2010/03/10 23:42】 | 未分類
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No title
R.Oki
こんにちは。
香港に行かれたんですね。私も仕事で時々行くのです。
昔のカイタック国際空港やクーロン・キャッスルがなくなり、大部小奇麗になりましたが、以前の怪しいパワーも低下したようで少し残念に感じています。
でも、やはりエキゾチックな魅力ある所だと思います。
個人的には高速道路上にはみ出した看板が好きです。
日本にないものがたくさんありますよね。
ジョン・ローンの主演したチャイナ・シャドーという香港を舞台にした映画があるのですが、
今度、機会がありましたら、ご覧になってみて下さい。

No title
あっこ
Okiさん

香港、よくいらっしゃるんですね。私は、町を歩く時間は1時間もなくて、後はタクシーの中から覗いていただけなので、とにかくビルが多いなぁ~という印象でした。
チャイナ・シャドーは観た事ないので、観てみます。ジョン・ローンか・・・懐かしいですね。今どうしてるんでしょうねぇ。



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コメント
この記事へのコメント
No title
こんにちは。
香港に行かれたんですね。私も仕事で時々行くのです。
昔のカイタック国際空港やクーロン・キャッスルがなくなり、大部小奇麗になりましたが、以前の怪しいパワーも低下したようで少し残念に感じています。
でも、やはりエキゾチックな魅力ある所だと思います。
個人的には高速道路上にはみ出した看板が好きです。
日本にないものがたくさんありますよね。
ジョン・ローンの主演したチャイナ・シャドーという香港を舞台にした映画があるのですが、
今度、機会がありましたら、ご覧になってみて下さい。
2010/03/11(Thu) 11:32 | URL  | R.Oki #6ZziGg..[ 編集]
No title
Okiさん

香港、よくいらっしゃるんですね。私は、町を歩く時間は1時間もなくて、後はタクシーの中から覗いていただけなので、とにかくビルが多いなぁ~という印象でした。
チャイナ・シャドーは観た事ないので、観てみます。ジョン・ローンか・・・懐かしいですね。今どうしてるんでしょうねぇ。

2010/03/14(Sun) 08:52 | URL  | あっこ #-[ 編集]
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