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日穏-bion-の主宰者、岩瀬晶子が日々思うことなど綴ってます。
映画「MINAMATA」、たくさんの素敵な感想をいただいています。

まだ観てない方は、いますぐ劇場にGO!!
早くしないと終わっちゃいますよー!

劇場情報などはこちら↓
https://longride.jp/minamata

今回の私の役名は、マツムラマサコ。

娘の名前はアキコです。

実はこの娘の名前、英語の台本の時は違う名前でした。それが日本語に訳されてきたのを見てビックリ‼😱️

「松村晶子」と書かれてあったのです。

アキコになってるのだけでも驚いたのに、漢字も同じ⁉️

もちろん翻訳した方はキャストの名前など知らずにつけてるので、単なる偶然なのですが、とてもご縁を感じて嬉しかったですね😊

ただ撮影現場では監督やスタッフが俳優を役名で呼ぶ事がよくありまして…
「アキコ、ここに来て」とか言われて、はーい🙋‍♀️と私が行くと、あ、違う違う娘の方ってなった事が何度かありました😅

先日、ランディ田口さんとのYouTubeライブでもお話しましたが、私は撮影に行く前に2回水俣を訪問して、私の役のモデルの上村さんご夫妻にもお会いしました。

その時にいただいた寒漬けがこれ!
水俣からはるばるセルビアまで旅して、映画の中でジョニー・デップさんが食べた漬物です。



熊本県の郷土料理で、生の大根を干して塩漬けにし、さらに1~2カ月干す。あめ色になるくらい干し上がったら、薄切りにして醤油やみりん、酢を合わせた調味液に漬け込み、1~2日おいて味が染みたら出来上がり…だそうです。
(農林水産省のホームページより)

美味しかった~!

ジョニーも喜んで食べてました😉
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映画「MINAMATA」が公開されて一週間。
とても評判が良くて、たくさんの方からメッセージをいただきます。
ありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願いします!!
10月1日(金)は映画サービスデーで1200円で鑑賞できますよ!

劇場情報はこちらのサイトから↓
映画『MINAMATA―ミナマター』公式サイト - ロングライド

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旦那様役の浅野忠信さん、ジョニー、美波ちゃん、私

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こちらはセルビアでの撮影中にスタッフキャストがいただいたベレー帽とスウェット。

この映画はドキュメンタリーではなく、あくまでも実際の事件を元にしたフィクションです。
当時の様子を知ってる人からしたら違和感がある事は否めないかもしれません。
時系列も違います。

でも寸分狂いのない史実が知りたいなら、ぜひともドキュメンタリー映画や番組を観ていただきたいです!
これらに勝るものはありません!
土本典昭監督のドキュメンタリー映画は素晴らしいですし、NHKアーカイブでもたくさん当時の映像が見られます。

映画「MINAMATA」は、水俣病を題材にしてはいますが、ジョニー・デップをはじめとする素晴らしい俳優陣が演じ、監督が演出している「エンターテイメント」です。
エンターテイメントの目的は史実を忠実に再現する事ではなく、人々に感じてもらう事だと思います。
大河ドラマだって他の時代劇だって、いっぱい脚色してます。
細かい事言えば、昔の庶民はあんなに綺麗に着物着てないし…みたいな事もね(笑)。

全てありのままに描くことが正解ではないこと、忠実に描き過ぎる事によって傷つく当事者もいる事を知っていただきたいです。

この映画を見る事で、過去の歴史や今起こってる事に少しでも興味を持ち、共感し、行動するきっかけになれば、そこに大きな意義があると思います。
残念ながら、ドキュメンタリー映画だけではここまで世界に広まる事はないでしょうから…。

映画と史実の違いを解説した番組を見つけました。なかなか興味深いです。↓
映画「MINAMATA」見どころを徹底解説(くまもと県民テレビ)


【2021/09/29 17:11】 | 未分類
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583系寝台特急電車
森山宗佳
こんにちは。

この映画はフィクションですが、細部で史実に忠実なところが好きです。

たとえば、ユージーンとアイリーンが水俣に向かう列車の空撮、CGなのか、肥薩オレンジ鉄道で実際に走らせたのか、実際にふたりが乗った寝台特急電車583系に見えました。

列車の名前は「なは」。新大阪から西鹿児島まで走る寝台特急なのですが、沖縄の本土復帰を願って「なは」という名前になったそうです。

ユージーンたちは飛行機は使わずに、新幹線で新大阪まで行き、そこから寝台特急で水俣にむかったのでしょうか。

さすがに電車から降りるロケ撮影のシーンは東欧風の列車でしたが、空撮シーンのこだわりに監督の誠実さを感じました。

Re: 「MINAMATA」絶賛上映中!これはフィクションです
あっこ
映画をご鑑賞いただき、コメントもありがとうございます。
あの電車の空撮だけは実際に熊本県で撮ったそうです。


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映画「MINAMATA」の日本公開初日の昨日、いつもお世話になっている方々と一緒に渋谷の映画館に観に行ってきました。

皆さんからは、とても良かった、感動したという感想をいただき、心から嬉しく思います。
どうかたくさんの方に見ていただきたいです!!

この映画の舞台は1971年の熊本県水俣市ですが、撮影は全てセルビアとモンテネグロで行われました。
それどこ?と言われることもしばしば・・・
そのくらい多くの日本人にとっては馴染みがない遠く離れた東欧の国、元々ユーゴスラビアの一部だった国々です。
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セルビアにいた時に書いたブログ記事はこちら↓
http://bionharu.blog49.fc2.com/blog-entry-672.html

スタッフはほぼ全員セルビア人。
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もちろん美術スタッフもです。
日本に一度も来たことのない彼らが、写真集やネットからできる限りの情報を収集し、なるべく忠実に50年前の水俣市を再現しようと必死に働いていました。
その仕事ぶりには本当に頭が下がる思いでした。
我々日本人俳優も、居酒屋のメニューを日本語で書いたりと、できる限り協力しました。
特に真田広之さんの日本を代表して作品に貢献しようとする姿勢は本当に素晴らしく、多くを学ばせていただきました。

そんなみんなの努力が結実して、セルビアの地に50年前の水俣の町が出来上がりました。
昨日一緒に映画を見た方は、外国で撮影されたと聞いてとても驚いていました。
そのくらい日本に近づけていたのです。

とは言っても、気にしだしたら気になる個所は色々あるでしょう。どうしたって日本ではないのですから・・・。
逆に日本で50年前のセルビアを再現してみようとなったら、どれだけ忠実にできるのか・・・

もし明らかに日本をバカにしていたり、ろくにリサーチもせず完全に勘違いしているヘンテコ日本になっているなら、そこを指摘するのは分かります。
しかし今回の現場では、スタッフは最大限日本に対してリスペクトを払って仕事をしていました。
それが少し違って見えたからといって、重箱の隅をつつくようにいちいち指摘するのはナンセンスだと思います。物理的に無理な事もあるのですから・・・。
そのへんは、見る方が想像力で補えばいいのではないでしょうか?

監督は、「この映画は日本で起こった話だけど、同様の事件は他の国でも起こっており、世界にメッセージを発信する為に作っている」と言っていました。
ジョニー・デップや真田広之さんという世界的に有名な俳優が出演する事の意義もそこにあると思います。
どうか揚げ足を取るような見方をせず、グローバルな視点でこの映画を見て、メッセージを受け取っていただけたら幸いです。

これは私からのお願いでもあり、この映画の完成に欠かせなかった人物の願いでもあると思っています。

その人物とは・・・ 近藤ゆきちゃん。
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彼女がいなければ、撮影現場は大変な事になってたことでしょう。
通訳として、監督、スタッフ、キャスト、エキストラ・・・すべての人たちの間を飛び回り、橋渡しになっていた上、セットや小道具の日本語のチェックも全て彼女が行い、一人で何役もこなしていました。
一番の縁の下の力持ちだったと思います。

役者で、歌がうまくて、英語も堪能で・・・
MINAMATAではスタッフとしての参加でしたけど、これからが楽しみな女優さんでした。

しかし、残念ながら今年1月、癌が再発して天国に旅立ってしまいました。

セルビアとモンテネグロでの一か月半、一緒にご飯を食べに行ったり、オフの日にはコインランドリーや買い物に行ったり・・・。
エキストラ出演が決まった時は、とても喜んでたな。

今年の4月に関係者試写会で「MINAMATA」を見た際、ゆきちゃんの名前がエンドロールに出てきた瞬間、抑えていた感情がこみあげてきて号泣してしまいました。

今回公開されたメイキングシーンを収めたフィーチャレット映像に、チラッとですがゆきちゃんが映っています。
https://www.youtube.com/watch?v=QaROjwEIhPM

誰よりもセルビアのスタッフから信頼され、愛されていました。
素敵な笑顔、忘れません。
こちらは、セルビアの日本大使館を訪れて、大使と一緒にお食事した時の写真。
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ゆきちゃん、本当にありがとうね。
お陰様で「MINAMATA」は無事日本でも公開されました。
天国でユージン・スミスさんに会ってるかな?
どうか安らかに・・・
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【2021/09/24 03:04】 | 未分類
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感謝。
藤井俊輔
昨日、映画を拝見しました。
確かに、撮影場所が日本でない以上、違和感があるのは当然で、実際に違和感を感じました。
しかし、貴方が仰るように、作品の本質はそこではないと思いますし、とても素晴らしい映画でした。
また、大勢のセルビアの方々のおかげでこの作品ができたことを知り、驚きとともに、ひとりの日本人として、とても感謝しています。
貴方のブログのおかげで、作品に対する見方がより一層深まりました。ありがとうございました。
そして、作品にとってなくてはならない存在であった近藤ゆきさん。
心からお悔やみ申し上げます。

ありがとうございます
岩瀬晶子
藤井様
コメントありがとうございます。
そう言っていただけて、セルビアのスタッフもゆきちゃんも喜んでいると思います。
是非たくさんの方に観ていただきたいですね!

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出演している映画「MINAMATA」、いよいよ明日23日公開です!!

是非よろしくお願いします。
詳細はこちらから↓
映画「MINAMATA」公式ページ



撮影が行われたのは2019年2月、3月で、場所は東欧のセルビアとモンテネグロ。

前年のオーディションを経て出演が決まり、すぐに水俣行きの航空券を予約しました。
どうしても実際被害に遭われた方々の生の声が聞きたかったのです。

まずは水俣病資料館と水俣病センター相思社に行き、写真や資料を見ながら水俣病の歴史や経緯について学びました。


その後、水俣病被害者互助会の事務局長である谷さんとお会いして、被害者の皆さんの憩いの場になっている「水俣ほたるの家」でお茶をいただきながらたくさんお話を伺いました。

特に胎児性水俣病患者で国際シンポジウムでも水俣病の被害を発信している坂本しのぶさんのお母様、フジエさんのお話は深く深く胸に刺さりました。

長女を4歳の時に水俣病で亡くし、次女のしのぶさんはフジエさんのお腹の中でメチル水銀の被害に遭い、生まれた時から不自由な生活を強いられてきました。
ただ、水俣湾で獲れた魚を食べていただけなのに…です。
母親として、お腹の子供の為にも精をつけなければとたくさん魚を食べたと言います。
まさかそれが毒だったなんて思いもしなかった事でしょう。
どれだけ無念だった事か…
その後も被害者の皆さんは、言われなき偏見や差別と闘ってきました。

最初は奇病とか伝染病と言われて差別され、原因がわかって被害者に補償金が出るようになると、「お金目当てのニセ患者だ」と言われたり、「補償金をもらえていいね。私も患者になりたいわ」等といった誹謗中傷を受けるようになりました。
町にはチッソに依存して生活している人たちが多く、工場を守る、自分たちの生活を守るという気持ちから、患者の行う活動を快く思っていない人たちも少なからずいたのです。

町の人達を二分してしまった会社の罪もまた大きいですよね。
フジエさんは残念ながらお会いした半年後にお亡くなりになりましたが、しのぶさんは引き続き被害の実態を伝え続けていきたいと語っていました。

その2週間後、再び水俣を訪れました。
その時の事は、また次回書きます。

今、私たちにできる事は何か…
起こってしまった事件について学び、被害者の皆さんの声を聞き、二度と同じ過ちが繰り返されないように伝えて行く事だと思っています。
そういう意味でこの映画に関われた事に心から感謝しています。

今回、映画の公開を受けて、水俣病被害者の皆さんを支援する寄付キャンペーンサイトを立ち上げました。

水俣病被害者を支援しようキャンペーン!
https://syncable.biz/campaign/1935/

どうぞよろしくお願いします。

【2021/09/18 12:34】 | 未分類
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久しぶりの投稿がこんな内容で少々切ないですが・・・

今月、来月と東京、宇都宮、富山で上演予定だった日穏公演「月虹の宿」。
コロナ感染者の急増を受けて中止する事を8月10日に発表しました。(公演延期のお知らせ)

これは先月顔合わせの時に撮った写真です。

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この頃はやる気満々だったのですが・・・

今日の19時が東京公演の初日の予定でした。
その事を考えるとまだチクリと心が痛みますが、今の感染状況や医療崩壊の状況を見ると、やはり私の判断は間違っていなかったと改めて思っています。

栃木は緊急事態宣言、富山もまん延防止等重点措置の対象地域となり、旅公演もかなり厳しい状況だった事でしょう。
人を集める主催者としての責任をこれほど感じた事はありませんでした。

皆さん、本当に気をつけて下さいね!
決して他人事ではないという事を一人一人が肝に銘じて生活しましょう。

そして今日、こんなニュースを耳にしました。
コロナウイルスに感染して自宅療養していた男性が、家族や知人に陽性だった事を伝えず自宅で亡くなっていたというのです。
友人の方は、きっと言うのが怖くて容体が悪化しても周囲に伝えられなかったんだと思いますと語っていました。

コロナにかかった人がまるで犯罪者のように見られる世の中はどう考えてもおかしいです!
どんなに気をつけていても、かかる時はかかってしまいます。
自己責任でどうにかなるレベルのウイルスでは無い事は分かってきているはずです。
それなのに、いかにも罹患した人たちがいけない、無責任だと言わんばかりの投稿や意見を見聞きすると、本当に辛くなります。

水俣病やイタイイタイ病の被害にあった方たちも、奇妙な疫病にかかったと言って長年差別されていました。
原爆症の方々もしかりです。
このような痛ましい歴史から我々はそろそろ学ぶべきではないですか?

こういう時だからこそ、人の痛みを自分の事のように考え、相手を思いやれる世の中になって欲しいと思います。

【2021/08/19 19:17】 | 未分類
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宇都宮公演
shiva
本当なら今日は宇都宮公演二日目の予定でした。地元民として楽しみにしていましたが、非常に残念です。
でも製作者・出演者の皆様は、我々とは比較にならない感情と今後も続く多方面への配慮・調整の労に苛まれておられることは推し量るに余りあります。

図らずも緊急事態宣言の延長が本日検討されているようですが、どうか日常を取戻して無事に延長上演がなされますように。祈りつつ楽しみにお待ちします。


『MINAMATA』に出演されたこともかなり驚き&喜びでしたので、こちらも無事公開されますように。県内でも二館で同時封切りのようですので見に行こう。

水俣病も足尾鉱害も今のコロナも本質は人災と政治の不作為という点で共通してると思います。今上演されることに大きな意味があります。


それにしても晶子さんの文は短くても、いつも広い視野で、なおかつ真っ直ぐに問題を見据えてくるようで、思わず背筋が伸びますね。

ありがとうございます
岩瀬晶子
たまーにしかアップしないブログを読んでいただき嬉しいです。
ステキなコメント、ありがとうございます。
宇都宮公演、私もとても楽しみにしていたのに、本当に残念で悔しいです。でもこの思いをバネにして、来年また頑張ります!
引き続きどうぞよろしくお願いします。
映画も無事上映できる事を願っています。


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